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2017.01.26 Thu. 「男はつらいよ」

今日は、Amazon fireTVで「男はつらいよ」を観てみた。
お父さんはしょっちゅう家で「男はつらいよ」を観ていて、観たいテレビが観られないことが多かった。だから寅さんのことは好きじゃなかった。テレビ観たいんだけど、と、「寅さん」を咎めると、お父さんは「お父さんが若い頃はこんなだったんだよ」「お父さんはこれがいいんだよ」とよく言ってた。わたしはわたしの好きな今の番組を観たいのに、心底迷惑だった。
わたしも25歳になって、時代は移り変わるということがわかるようになって、お父さんは寂しかったのかもしれないと思った。自分の懐かしい風景や景色がどこにもなくなってしまって、それが映像のなかにいきいきと残っているとしたら、切なくて寂しくて美しいことだと思う。
でもお父さんはわたしにテレビを譲るべきだった。だって若い頃の経験がなければ、懐かしいと思えることの数が減るから。お陰で、「男はつらいよ」は、平成生まれのわたしにとっても懐かしい景色になってしまった。
Apple Musicで「男はつらいよ」を再生しながら朝の街を歩くと、どんな人でもちょっといい感じに見える。みんなすごく頑張って生きているのだという気になる。
AmazonApple Musicといった新しいサービスで「男はつらいよ」を視聴するのは不思議な感じだ。観られるよ、と教えてあげたら、お父さんもAmazonApple Musicを使えるようになるだろうか?