17/05/19 Thu. 鏡

今日の面接はスベった。

持ち前のサービス精神、もとい、他人の顔色を見すぎる自意識過剰さが悪く働いて、疑心暗鬼になり、自信のなさを補おうと喋りすぎた。自信をもって素直にわからないと振る舞うときよりも、自信がないことを隠す嘘つきになるときがある。今日はそれだった。

しかも「長所」「短所」とか全然考えてなかったな。なんなんだよ、自分。

長所も短所も、いまのわたしは、わたしに価値があるなんて到底思えない。

でもそれは、人材市場からみた私だ。企業からみてわたしには価値がない。と、思う。感じる。

だけど、わたし自身の希望はどうだ?

わたしはどう扱われたいか?わたしは、仕事を安心して任せられるようなひとと思われたい。それに、お金だってむちゃくちゃほしい。

 

他人の前で自信たっぷりに振る舞うには、足りない自信を、自分以外に補ってもらう必要がある。

誰かにわたしを、なんの理由もなくても特別丁寧に扱ってもらう必要がある。

同居人の優しさと別に、他人から圧倒的に丁寧に扱われる必要がある。

それでいつもの喫茶店に久しぶりに来た。

おじさまたちはおしぼり一つ置くだけでも、みぞおちのあたりに腕をやわらかく当てて一礼してくれる。でも、「あ、タバコ吸いたいよね?」とフランクにきいてくるバランスもたまらない。

わたしは中身がないから、色々な要因に影響されやすい。良くも悪くも。

わたしは目の前の人を映す鏡だ。

次の機会もあるみたいだから、次は喫茶店に寄ってから向かおう。

ちなみに他の会社はいまのところ全滅だ。ファック。ぜったい働くぞ