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パソコン・iPhone問題

両親はパソコン関連に強くない。
わたしも長くインターネットをしているのに、パソコンもインターネットも、かなり苦手なほうだ。
実家のパソコンと母のiPhoneの一連のトラブルで、母は何度もわたしに連絡をしてくる。
挙動のおかしいパソコンを買い換えないことにはどうしようもないよ、と説明しているのに、何度説明しても、また同じ連絡が来る。
インターネットの契約をしている会社の、いつでも答えてくれるというパソコン関連サポートダイヤルの契約だかをしたと、誇らしげに言っていたのに、何度も同じ内容でわたしに連絡が来る。

コストはかけず・小手先で誤魔化す

毎回、「あなたがやってくれるといったのに、やってくれないから自分(母)が不利益をこうむっている」という口ぶりで連絡が来る。
専門家に問い合わせるつもりも、パソコンを買い換えるつもりはないようだ。
母の苦手なジャンルのことだからだろう。
いつもと同じ、重大で失敗をするかもしれない問題は、根本的な解決をするのではなくて、小手先でコストを割かずに解決したいと思っているのだろう。
無料で使えて、マウントを取れる相手だから、わたしに連絡が来る。
自分が苦手なことをするのが嫌という気持ちで、理解できない説明はなかったことにされる。
わたしに訴えたのに何もしてくれなかった、と言われる。毎回だ。

母の日の前、この件に加えて別件もあったので、時間を取ってわざわざ実家に帰った。
それで、また同じ説明をした。
一昨日、また母から同じ件で連絡があった。
「母の日にアップデートをしてくれるはずだったのにね!!!」という一文で、わたしは心底うんざりしてしまった。

親不孝だという気持ち

わたしは、自分は親不孝だという気持ちがある。
親に多額の投資をされたのに、精神を病んで大学も留年し、まともに就職もできず、お金持ちと結婚するでもない。
わたしは無駄の塊みたいな人間だ。
生きている価値がない。死なないとならない。
ずっとそう思って生きてきた。
あなたは、だめで、心が弱くて、いつもお金を無駄にして、だらしがなくて、なにもできないと母から言われて生きてきた。
でも別に、そんなことないのでは?と、実家を離れて思った。
自分は、愛嬌があって、好奇心が強くて、けっこうマメで、細かいところに気配りができて、真面目で、ずっと社会に関わろうとし続けてきた。

親との問題は、こうして考え始めると、いつも同じところで内にこもってループしてしまう。
自分の考えを補強しようと、被害妄想になっているのでは、と、自分で思うときもある。
実際、「母の日」というキーワードに、わたしは親不孝ではないか、という気持ちが刺激されてうんざりした。
自分は被害妄想なのではないか。自分の考えのために事実を曲げているのではないか。
だけど、わたしは、勘違いだとしても、被害妄想だとしても、怒っていいのだ。
わたしが、怒りを感じたときには怒っていい。
怒りを感じてはいけない、と、抑え込むから問題はこじれるしストレスになる。

繰り返す記憶

くだらないことで怒ってしまうのは、これまで自分がないがしろにされてきた記憶がこういうときに繰り返されるからだ。
自立をしようとする度に後ろから撃たれてきたいくつもの記憶が、毎回再生されてそのときに我慢した怒りがくすぶる。

パソコン問題での連絡をいい加減にしろ、前にパソコンを買い換えるしかないとすでに説明した、わからないなら専門家に質問して、と、わたしが怒ってから、母は連絡をよこさなくなった。
結婚の話が進捗を見せて、顔合わせの件で連絡しているが、父からだけ返信が来る。
さっき、「いよいよiPhoneの調子が悪いので明後日auに行くまで連絡がつきません!沈黙の母より」とだけ連絡が来た。
やっぱりヘソを曲げて連絡してこないらしい。
沈黙だか岸壁だか知らないが、この一文でわたしの被害妄想は加速して、いよいよカッと来てしまった。
いつもそうだ。わたしが怒って反発して口もきかなくなると、翌朝は何事もなかったかのように話しかけて来て、わたしの怒りを茶化して困惑させて、問題をそのままにする。

ゼクハラ加害者

結婚の話は、どこで話してもモヤモヤする。
手放しに喜ばれるか、聞き手にストレスを与えるか、その両方かだからだ。
手放しに喜ばれても、母の問題や、今後の不安で、わたしは嬉しいというよりも、大きな仕事に覚悟してかからねばならないという気持ちでいるので、この不安を話せなくなる。
結婚、とか、恋人、とか、ゼクシィ、とかという単語を聞くだけで、「けっ!」となってシャッターが降りてしまう気持ちは、自分自身が少し前まで経験していた。

仕事やメンタルや母の問題を書くためにつくったツイッターのアカウントがあるが、どうもそこでも知人にストレスを与えているような気がするので、今後結婚に絡んだことを書くのはやめようとおもった。
ストレスを吐き出せる場所をもっと作らないと、破裂してしまう。だけど結婚の話は、地雷を踏みすぎる。
これから話が進めば進むほど、母の問題はまた出てくるだろう。
そう思うと気が遠くなる。

前進、でも、わからない不安

就職活動は、イヤな気持ちになることも多いが、ゆっくりと前進している。
結婚の話も、イヤな気持ちになることも多いが、相手のご両親に後押しされて進んでいる。
どれも前進しているけれど、あやふやで、グラグラしている。
いくつものことがあやふやで先がわからない状態なので、不安になる。
さいきんすぐイライラして不安になって、同居人には申し訳ない。

お茶を囲んで

2LDKの部屋で、苛立ちで煮詰まったとき、ふたりでお茶を飲むとなんとなく場がほぐれる。
いろいろなことを話し合いたいし、我慢しすぎないようにしている。だからぶつかるときもある。
向かい合って真剣に話し、話を聞いてもらえることは、今までの人生とは違う。
お茶を飲んで向き合うとほっとするし、今後もこの人とやってゆきたいと改めて思う。

明日は前職の同僚と会う。結婚して長野かどこかに引っ越すときいた。
結婚祝いに、お茶の缶と茶さじと、ほうじ茶を買った。
彼女は本当にいいひとなので、幸せに暮らしてくれるといいなと思う。