自分のことをぼんやりと考えている日だった。

ここ1週間ほどで、自分にとって2つ大きなトピックがあった。

交際相手との同居と、祖父の入院だ。

交際相手との同居はいまのところなかなか楽しい。最初の2日間くらいは、正直、他人が同じ空間に存在すること、他人のテリトリーに入ることに少し疲れた。交際相手本人にも、この部屋は臭い!汚い!君の存在がうるさい!とかばかり言っている。わたしはこういう言葉を投げかけられて育ったから、余計にすぐこういう言葉がでてきてしまう。よくないなあ、と、思う。部屋が汚いのも、交際相手がすぐ「好きだ〜〜〜〜!!!」と迫ってくるターンが日に3回以上は必ずあって鬱陶しいのも事実だけれど、それ以上に、家事をすれば褒めてもらえ、食事を作れば喜んでもらえて、部屋に帰れば交際相手がいることの喜びが大きい。

わたしは普段、ひとに物を頼めないし、断れない性分だ。「いい人」だからだととられることも多いけれど、その真逆で、ひとを信用できないからだ。自分が依頼をしたら嫌われるのでないか、逆に自分が依頼を引き受けなければ嫌われるのでないか、そういうことをいつも考えてしまう。本当は嫌だな、無理だな、と思うことでも引き受けてしまったり、他人に任せて業務を分散させたりが難しい。

交際相手に対してはそういうことが一切ない。信頼しているからだ。相手が自分を信頼しているから、こちらも信頼できる。相手がいかに自分を大切にしているかを言葉と態度で定期的に(かなりしつこく)伝えてくる。安心できる。だから相手のためにできる範囲でいろいろしたくなって、掃除とか料理とかが楽しい。「君ばかり働き者で俺は甘えてしまっている…」と交際相手は言っていて、たしかにちょっとそうかもしれないけれど、怠け者だとか、そういう言葉ばかり投げかけられていたわたしは、働き者と言われること、思われることが嬉しい。

入院してしまった祖父にも交際相手のことを紹介できるといいのだけれど。

祖父は急性膵炎だそうだ。もう92才なのに、この間まで旅行に行っていたりしたのがそもそも元気すぎたのだ。入院は2週間ほどになりそうらしい、退院したとして足は萎え、絶飲食で胃は機能しづらくなっているだろう。この後祖父がどうなってゆくかの大きな分かれ目に立っているんじゃないかと思う。

積雪の寒さのせいなのか、低気圧のせいなのか、また最近再開した就職活動のせいなのか、頭痛がひどい。書きたいことがたくさんあった気がするけれど、息が上がって苦しい。食事をしてお風呂にはいって、夜勤にゆく交際相手を起こして眠ろう。