17/06/13 Mon. 夢を叶える

続・国民健康保険

自分の退職理由は減免対象外でした。無念。
ハローワークにいって雇用保険受給資格者証を借り出す手続きをしてもらって確認したら、退職コードが思ってたのと違った。
窓口のお兄さんがなんとなく感じ良かった。にへっとしていた。
前髪を切ってから、自分はなんとなく愛嬌がでた。
なんとなく、あのお兄さんの親しげな感じはそのおかげかもしれないと思った。
おかげで、今日は、あの天井の低いハローワークに足を踏み入れた日恒例の「ずーん」といった気持ちにはならなかった。
保険料が高いのは辛い。

こどもの頃の夢

週末の夜、寝る前に同居人とこどもの頃の夢の話をした。
わたしの幼稚園に入る前の最初の夢は、サッカー選手。
周りの男の子たちがそう書いてたから真似したらしかった。
サッカーはおろか、未だに自転車にも乗れないし、ずっとクラスでいちばん足が遅かった。
なんて自我のないこどもなんだ。

その次の夢は、水族館の館長さん。
住んでいた街に水族館を建てて、住んでいる街の名前をつけたいと思っていた。
シルクハットをかぶって、「○○○すいぞくかん」という看板の前にシルクハットとステッキのわたしが立っている絵を描いたのもうっすらと覚えている。
これは、いまのわたしにも繋がるような夢だ。
いまも、昆虫や海の生き物や動物や博物館が好きで、同居人とも博物館に遊びに行った。
でも、水族館の館長さんにはなりそこなったね、と話していた。

いま、うちには40cmの水槽があって、ベタが一匹悠々と泳いでいる。
それがわたしの小さい水族館だねと話したら、看板をつくればいいんじゃない?と言われた。
小さな木の板かなにかに字を書いて、いま住んでいる街の名前をつけた水族館の看板をつくって、水槽を飾ったらいい。
思いつきひとつで小さな頃の夢が簡単に叶うと思ったら、とても嬉しくなった。
同居人といると小さなこどものようになる。生活のひとつひとつが楽しい。

ふたりの時間

同居人と暮らすのは幸福だ。
同棲を始めて半年以上が経つ。

仕事をしているときはずっと辛かった。
朝、目が覚めて仕事をして帰って、また次の朝目が覚めたとき、あまりにも前日と同じで気が狂いそうになった時があった。
シフト制で1日だけの休みが不規則に約3〜4日ごとに月に8回やって来る。
休みといったって、平日じゃ飲みに出かける先もないし相手もいない。
いつもよりゆっくり眠って溜まった家事をこなして病院へ行って1日は終わってしまう。
料理をしても洗濯をしても、書類の締め切りなんかがいつも頭の片隅にあって、嫌な声が出た。
そして仕事がやって来る。

いつも、ただ眠りたい、眠りたいと思っていた。
だけど帰ると仕事のことでボロボロにつかれていて、動けない。
職場での仕事以外のくだらないコミュニケーションでずっと疲れていた。
自分を取り戻してみづくろいして寝付けるのは1時をすぎる。
8時間、少なくても7時間眠らないとわたしは使い物にならない。

一人暮らしのときは、もっと辛くて、帰って来るとベッドに倒れこんでいた。
それで、23時ぐらいまで天井をみていて、1時ぐらいにようやく寝付けた。
ほんとうに辛かった。

仕事を辞めてよかった。
いまは週末を同居人とふたりで過ごすこともできる。
もちろん、それぞれに過ごすこともできる。
友達にも会える。お酒も飲める。
たまには出かけることもできるし、近所を散歩して花をみたりアイスを食べたりしてもいい。

わたしはもう、一生あそこから異動も昇格もしないだろうおばさまと組まされて潰されることはない。
古い価値観を押し付けられ、上司とおばさまの間で板挟みになることもない。
いつ地雷を踏むかひやひやしなくていい。