生活リズムと仕事のこと

細切れの眠り

食事を食べ終わると寝てしまう。
ここ1ヶ月くらいになるだろうか?ハッキリとはわからないが、気温が下がってからのような気がする。
帰ってくるとすぐお腹がすいてしまって、ごはんを作って、ごはんを食べると寝てしまう。
なにか用事があって外食したような日は、帰ってきてすぐ寝てしまう。
それで、数時間後の23時から0時くらいに目を覚まして、2時くらいまで起きている。
睡眠自体は細切れにとっているので、寝不足というわけではないのだけど、なんとなくすわりがわるい。

そういえば学生のころも、こんな生活リズムをしていたことがあった。
夕方帰ってきて、ごはんを食べたり食べなかったりして寝てしまう。
寒い季節だったかどうかは覚えていない。
当時は、朝6時には起きなければ遅刻だったので、真夜中に目が覚めてなかなか再び寝付けないのには参った。

大人になって知ったこと

発達障害自閉傾向の強いひとには、体内時計が24時間ではない型で回っている人がけっこう多いらしい。
定義はいろいろあるようだけど、DSPS(睡眠後退症候群)とか、非24時間睡眠覚醒症候群とかいうものがあると聞いた。
自分は、生きている時間の流れが違うから、大多数の人の社会的な動きに合わせると肉体的に無理がくる、と昔から言っていた。
(わたしは宇宙人なので、地球の重力がむちゃくちゃきつい…ともよく言ってた)
怠けてたり、努力してないわけではなくて、人一倍頑張っているつもりだけど、どうしても生活リズムが乱れる。
自分ではそう思うけれど、怠けてるとか努力が足りないとか言われて、やっぱりそうなんだろうな、と思っていた。
大人になって、こういうことを自分で知れるようになってよかった。

体内時計のズレ

さいきんの生活リズムの乱れは、急な気候の変化や季節の変化で体内時計が少しズレてしまったのだと思う。
同居人も家にいるものだから、夕方帰ってきたらすぐ食事を作って食べて、ついつい寝てしまう。
帰ってくると、どうにもすっごくお腹が空いている。
で、19時ぐらいにお腹いっぱいになって寝てしまう。
これをどうにかした方が良さそうだ。
帰ったらすこし、おやつみたいなものを軽く食べて、夕飯の時間をずらしていく、とかになるだろうか。

睡眠の時間を別にすれば、今の生活リズムはけっこう幸せだ。
毎日行く場所があって、社会性が保たれている。
買い物をゆったりして、それなりに適当でそれなりに手の込んだ食事を数品作る時間・心・体のキャパがある。
家事もするし掃除もときどきできる。
パートの主婦のような生活リズムだ。

就労のステップ

全く違う話だけれど、就労のステップについて思うことがある。
社会復帰的な場面での就労のステップについて、よく「アルバイト・契約社員・正社員」というステップが示される。
職種や業種の質で違う部分はあるだろうが、自分は、あまりそのステップがしっくりこない。
確かに、わたしのように生活リズムが乱れがちなひとは、例えば生活リズムとして約束通り職場に出勤する、ということを訓練してゆく必要はあると思う。

ただ実際、アルバイトとしても、契約社員としても働いて、正社員のひとたちの姿をみるにつけ、この3つの雇用形態はそもそも仕事をすることで達成しなければならない目的が異なる、質の違うものだと思った。
階段のようにステップアップしていくものではないと思う。

雇用形態での働き方

アルバイトは、時給分働く。決められた指示、マニュアルの中で、決められた作業を時給のクオリティで遂行する。
わたしはサービス精神が旺盛なので、時給(=勤務時間)の中で最大のクオリティの仕事が出力できるようにしていた。
なので、賃金がちょっとずつ上がっていったりした。

契約社員は、もうすこし長期的なスケジュールでの仕事があった。担当者として自分の仕事に責任を持つ必要があって、マニュアルはなかった。ただ、仕事は正社員以上の人から天の声のようによくわからない理由で割り振られた。そういう一定以上の権限と、賞与と、昇給はなかった。
マニュアルもなく、誰も教えてくれないけれど、割り当てられた仕事をする中で、自分なりのやり方で出力をあげようとすると、「自分のやり方を否定された=私を否定された」という理由で抵抗する人がいて面倒臭かった。それに、やり方に工夫をして出力をあげたところで月給も変わらず賞与もなかった。
前職は特に評価で給料が変わったり、契約を切られたりすることもなかった。だからモチベーションが維持しづらかった。
アルバイト時代と勤務時間はほとんど変わらなかったのに、いつも仕事のことを切れ間なく考えていて疲れた。

正社員は、見ている限りでは、さらに仕事の質が違った。
我々契約社員が実務の実行部隊であるのに対して、管理的な仕事や人事、総務、報告書などの作成が倍ぐらい多いように見えた。
ただ、我々とは権限が分断されているので、見ていても何を忙しそうにしているのかがわかりづらく、溝があったと思う。
契約社員の多い職場だったので、幅広い年齢の契約社員たちのマネジメントも大きな仕事だっただろう。
権限があるぶん仕事が多く、帰れず休めない時も多いようだった。
祝日振替休、賞与昇給昇格があるのはうらやましかったが、あの職場で試験を受けて正社員になる気はしなかった。
異動や出向もあるし、実務に熱意を抱いている人だったとしても、あの中でそれを維持し続けるのは難しかっただろう。

どこに属するか

人には、職種業種業務内容の向き、不向き以上に、アルバイトに向いている人、契約社員に向いている人、正社員に向いている人、というのもいるように思う。
指示を受けてマニュアル通りに狭い範囲の仕事するひと。
決まった月給の中である程度の範囲の中である程度のクオリティの仕事を維持するひと。
経営的な視点を持って組織の中で仕事をしていくひと。
わたしの狭い了見の中なので、当てはまらないことは大いにあるとは思う。ただわたしの人生ではそういうように見えた。
人間は属する場所で変わってくる部分がある。どれに向くかは属してみないとわからない部分がある。

自分が今パートの主婦、みたいな生活をずっとしていて、それはそれなりに私に向いている「仕事」だと思う。
と同時に、いまパートの主婦、みたいな立場の人の中も、パートより正社員の働き方が向いていて、機会さえあれば正社員の仕事量をして、自信を持ってそれだけの賃金の仕事をやれる人がたくさんいるだろうな、と思う。
ただ、出産や子育てという主に体の理由で一度仕事を辞めてしまうとそれが難しくなるのは本当に惜しいことだ。

今度受ける会社、受かるといいけどなあ。出張がたくさんある営業、なんとなく向いていそうな気がする。
人生が刺激的だと、刺激にごまかされて生活リズムはどうにでもできる。というのは、オールナイトイベントに通いまくってわかったことだ。
次はモチベーションを維持できる場所で、死なない給料をもらって、自信をもって仕事できるといいと思う。